ありがとう さよなら ー天寿全うー
今日は大切なものとのちょっと不思議なお別れの話です。
仕事中一緒にいるアレ
私の職場ではIDカードがあり、仕事中には基本身に着けています。そのせいなのか、時々不思議なことが起きていました。私の体調が悪くなると、IDカードホルダーが壊れるのです。詳しくはこちら↓
本体も不調
一方で、IDカード自体は結構長持ちしていました。実は一斉交換のタイミングに育休中だった私は更新しそこなっていました。壊れるまでは古いのを使ってよい、と言われたので、そのまま使っていたら、周囲は誰も私と同じカードを持っていないという状況になっていました。
ところが、うつで休職するほんの1週間前、カード自体がカードリーダーに反応しなくなることがありました。その時は偶然元上司が近くにいて、中に入れてもらえたのですが、「遂に寿命がきたかー」と思って、カードを更新するための手続きをしました。何故か翌日は普通に使えていて、何だったんだろうなぁ、と思っていた矢先のうつ発症です。カードは更新することなく休職に入ってしまいました。
そして復職後
復職後もしばらくは普通にカードは使えていました。でも、古いタイプはもうすぐ使えなくなる、という話もあったので、近いうちに変えた方がいいよ、と職場の人に言われました。「そうですね~、そろそろ変えておかないと、いきなり壊れると大変ですもんね」と軽ーく話していました。ところがその話をして30分後くらいに、他の建物の人に呼ばれて他の建物に入ろうとしたところ、また急にカードリーダーに反応しなくなったのです。その時も偶然知り合いの人に声をかけられて入れてもらえたので、また調子悪くなったなぁ、くらいに思っていました。
ところが、用事を済ませて自分の居室に戻ろうとしたら、カードが全く反応しなくなっていました。どうやら完全に壊れてしまったようです。仕方なく建物の外階段を上ってフロアに直結しているドアをたたいて、中の人に開けてもらって入りました。
あわてて更新手続き
いぜん、更新手続きはしていたのですが、1か月以内に発行しないとキャンセルになるとアナウンスがあったので、再度申請をし直しました。パソコンで申請するのですが、何度登録しようとしても「手続き中のデータがあるので受け付けられない」とエラー。でも検索しても自分のデータは見つからないので、サポートに電話しました。
結局、私からは見えないけど、システムにデータは残ってるから発行できるよ、と言われて翌日再発行してもらえることになりました。
ほとんど困らなかった
普通、カードが壊れると新しいのが手元に届くまでに1週間くらいかかるのですが、私の場合は翌日でした。しかも、壊れた時もすぐ近くに必ず知り合いがいたのです。
カードホルダーの件もあり、もしかしたらIDカードは私のお守りになってくれていたのかも、とちょっと思いました。最後の最後まで、できるだけ困らないようにしてくれたような気がして、なんだか見守られていたように思うのです。まるで、「もう一人でも大丈夫だね」と見届けてくれたように。
当然IDカードは新しいものと交換になり、私の手元からはなくなってしまったのですが、新しいものも大切にしたいと思っています。もしかしたら、新しいお守りになるかもしれないから。
もしかしたら、皆さんの持っているカードにも、こんな不思議があるかもしれません。