技術者ワーママ こころとからだの修理日記

技術職のワーママです。初期乳がん見つかったりうつになったり。でも何とか生きてます。

休職最後の日 -最初の試練ー

乳がん治療の実体験を基にした絵本を出しました。もしよかったら見てください。サンプルダウンロードできます。

 今日はうつの話に戻ります。復職前日からのお話です。

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 復職前日

先週から何とか復職することが出来ました。復職前日まで、本(今無料キャンペーン中の↑の本です)を書いてセルフ出版したり、ブログ書いたり、お出かけしたりと休み中満喫しておりました。ある程度休み中にやっておきたいことはできたので、あとは復職後の夕食の仕込みや掃除などをして、ランチに行こうかしら、などと浮かれておりました。ハイ、浮かれていたんです。

 ところが。

休職中には元気いっぱい、今朝までは元気で登校したはずの我が子ですが、その日に小学校に入って初めて学校からの呼び出し電話がかかってきました。「○○さん、朝は元気だったんだけど、プール入って出たら急に調子悪くなったみたいで、保健室で休ませてます。熱はそれほど高くないんですが、辛そうなのでお迎えお願いできますか?」とのこと。ワーママ主人公のドラマのような展開です、あるわ。

 実は我が子には「自分が嫌なイベントがあると絶対に学校を休まざるを得ない病気を発症する」という特技があります。インフルとか水疱瘡とか。好きなイベントでは元気です。来たな、と思いました。「ママが明日からいなくなる」のも嫌なイベントと認識されたのでしょう。。

 その時点では、ストレスで熱でも出したかくらいに思っていたので、まぁ休職最後の日だし、子供とゆっくり過ごすのも悪くないか、と迎えに行きました。事情を知っている先生も似たようなテンションで、「じゃぁ母子水入らずで」くらいに送りだされて家に帰りました。給食前なので昼食も必要です、コンビニに寄って帰りました。

大誤算

 ところが。

帰り道、コンビニに寄って何か食べたいものがあるか確認して唐揚げを買って帰ったのですが、家に帰るとソファーに倒れこんで寝てしまいました。ん?これはもしかして…と思い熱を測ると38℃!これガチの熱じゃん、とこのタイミングで気づきました。

 こうなると身動きは取れません。過去の経験から熱が上がったばかりのタイミングで病院に連れて行っても他の症状が出ていなければきちんと診断が下りないことも多く、体力だけ消耗するしでいいことありません。お昼に発熱したということは、もしインフルだとしても夜か翌朝でないと検査も受けられませんこの状況では水分だけ取るようにして寝かせて様子見をします。

 寒そうにしていたので(まだ熱が上がりきっていない)、毛布を掛けて、保冷剤で頭と首を冷やして寝かせます。目が覚めたタイミングで欲しい飲み物を聞いて一口ずつ飲ませます。スポーツドリンクは飲んでくれなかったので、牛乳やジュース、お茶などをとにかく少しでいいから、と飲ませて夕方まで看病です。あぁ、ドラマのような展開。

明日はどうする⁉

この様子では明日我が子は学校に行ける状況ではありません。現時点では感染症の可能性も否定できないので気軽に義母に預かってもらうわけにもいきません。仕方がないので夫に連絡を入れます。同時に上司に連絡して出社をあさってからにすることが出来ないかについても確認します。

 上司からは休んでもいいけど、明日からの出社として申請が通っているから、当然出勤率は下がる、との返事をもらいました。復職後しばらくは出勤率が下がらないように注意しなければなりません。まぁそうなりますよね。。。初日なので夫に休んでもらうように頼んでみます、ダメだったらお休みさせてください。と伝えました。

 夫と電話で相談することができ、明日熱が下がらなければ休むと職場に言っておく、と言ってもらえたので、とりあえず初日の出社は確保できそうです。

バタバタの最終日

こうして夕方まで明日の出社の調整+子供の看病をしていました。夕方には39℃まで熱が上がりましたが、少し汗をかき始めました。毛布をはねのけてゴロゴロし始めました。熱が上がりきったサインです。他に目立った症状もないので、ここからは水分を取って汗をかいてくれれば回復する可能性が高そうです。保冷剤を新しいものと交換して頭や首周りを冷やします。

 少しずつジュースなど水分を取らせます。寝ている間に夕食の支度と明日の夕食の仕込みを済ませます。本当は買い出しに行きたいのですが、熱のある子供を置いていくわけにはいきません、夫がってくるまではガマンです。

  夫が帰ってきたら夕食を仕上げます。私は速攻で食べて買い物に出かけます。明日二人が家を出なくてもいいように、我が子が好きな飲み物(水分補給用)、スポーツドリンクの補充用、ゼリーやプリンなど回復時に食べるデザート類を購入します。

 あと!翌日会社であいさつがてら配るお菓子も買います。もちろんやらなくてもいいのですが、後々の周囲の心象に影響するのでやっておいた方が気が楽です。本当はデパ地下に行こうと思っていましたが、もう開いてないのでスーパーのお土産お菓子コーナーで大人買い。

 家に帰ると子供は少し元気になってきていました。好きなジュースを飲ませて

ほら、キミの体の中の戦士たちが病気の魔王と戦ってるよ。みんなが頑張ってちょっと元気になって来たね。みんな喉乾いたみたい、ジュース飲んだらもっと強くなるよ。ほら、ちょっとずつ飲んで応援してあげて!

と声を掛けます。うちの子はこれでやる気出ます、小さなお子さんがいたら一度試してみてください。

戦士はヘリコプターに乗って魔王やっつけるんだよ、あと、銃が付いてる車もあるんだ!いっぱい飲んだら乗り物も増えるかな?

「うん、増えるんじゃないかな?じゃぁちょっと休憩して、またちょっと飲もうか」

ここまでくれば大丈夫です(もちろん感染症など別の症状が出てきたら病院連れてってくださいね)。後はこまめに水分を取らせて、ちゃんと休ませながら様子見です。

夫と交替でお風呂に入り、子供に付き添いながら就寝です。

そして初日

熱は37℃ちょっとまで下がりました。でもまだ食事はできません。学校に行けるコンディションではないので夫が付き添って休みます。ということで、私は看病疲れMAXの状態で初出社となりました(苦笑)。まさにドラマのような展開でした。

出社後の様子などはまたご報告します~。

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