技術者ワーママ こころとからだの修理日記

技術職のワーママです。初期乳がん見つかったりうつになったり。でも何とか生きてます。

心から反省したこと

我が子のお話です。

 

先月からコロナ禍で家の中に飽きてしまった我が子が、自転車で出かけるようになりました。

慎重な性格の我が子は、車にぶつからないような広い歩道のあるルートを通るようにしていたので、GPSを持たせていました。

 

ルールはきっちり守りたい我が子にとって、一人で近所を自転車で走るだけでも楽しかったようです。自分でコンビニに寄ってお菓子を買って帰ったりもできるようになりました。

 

在宅で会議がある時には静かにしててと伝えていたのですが、会議のタイミングでお出かけする、と出かけるようになりました。買い物にも慣れてきたようなので、お昼に食べるお弁当とパンを買ってきてとおつかいを頼んだのです。

 

子供が出かけたあと、会議をしていたのですが、1時間後に帰ってきた我が子は、転んでぶつけちゃった、と痛そうな顔をしていました。

歩道が分かれているトンネルで、バランスを崩してガードレールと壁に激突して転んだようです。車や他の人にぶつからなかったのは不幸中の幸いでした。交通ルールはしっかり守れるので、油断していました。

手が擦りむいて、血が出ていたので、慌てて水で洗い、大きめの絆創膏を貼りました。見た目それほど変化はなかったのですが、手首が痛くて指が曲がらないと言うので、湿布を手首に巻いてとりあえず休ませました。この時は捻挫か脱臼か何かだと思ってました。

 

お昼前で、今からでは午前の診察時間は間に合わないタイミング。それなら少し休ませて午後診療に連れて行こうと思いました。幸い利き手は使えたので、持ち帰ったお弁当を食べさせ、病院に電話した後、診療時間まで仕事してから子供を病院に連れて行きました。

 

1時間ほど待って、診察室で軽く診てもらい、レントゲン撮ってまた診察室に戻ると、

「うん、やっぱり折れてますね、骨。」

と先生。

 

正直自転車に乗って帰ってきたので、折れてることに親子でショック。レントゲン見ながら

「わかりにくいんだけどね、枝が裂けるみたいな感じで折れてるの、少し曲がってるでしょ?」

と説明されました。

 

腕の折れたところと、手をついたら時に傷に石が入り込んだところを手当てしてもらいました。我が子の腕を握って捻るように骨を戻す先生、麻酔なしで絶叫する我が子を見ているのはとても辛く、申し訳ない気持ちでした。

麻酔の注射も本当に痛そう…。

午後診療まで待たずに病院に駆け込めば良かったととても反省しました。

 

その日は仮固定して三角帯をつけて帰りました。夫に連絡したら飛んで帰ってきました。

 

家に帰って、夫と改めて自転車を確認すると、ペダルが壊れていました。多分ここが衝撃を和らげてくれたんだと思います。

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この時になってようやく、腕の骨折で済んで、しかも自力で帰ってこられたのは運が良かったんだ、ということに気づきました。

 もし頭を打っていたら、そのまま気づいてもらえなかったら、最悪の事態になってもおかしくなかったと思うと震えが止まらなくなりました。しかも、GPSは持たせていたけど、自分の住所も電話番号も知りません。

ついこの間まで、一人で出かけるのを怖がっていたので、学校と家以外は必ず大人と一緒に行動していたのと、他人に番号を不用意に教えないようにと電話番号も教えていませんでした。

 

きちんとルールを決めて、どう安全を確保するか。在宅の仕事でオンライン会議は子供にもストレスがかかっていたこと。色々なことに気づかずにいました。

 

我が子は、骨が折れていたのに、私がおつかいで頼んだお弁当を持って帰って来てくれました。これも自転車のバランスを崩した原因かもしれません。

「これ、ママのデザート」と渡してくれた月餅が潰れていて、一生懸命持って帰ってきてくれたことに胸がいっぱいになりました。

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生きててくれて、ありがとう。

あなたのママで、本当に良かった。

未熟なママでごめんなさい。

 

我が子は全治3ヶ月、今はギプス生活ですが、元気です。完治するまでに、私の仕事の仕方、外に遊びに行く時のルール、安全の確保など、ちゃんと話し合って決めようと思います。

 

 

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