色々反省した折畳み傘の話。
我が子は雨の日に傘をさすのを嫌がります。
長い傘は止んだあと持ち歩くのが面倒なようで、絶対に使いません。
そのため、小さな折畳み傘を使わせていたのですが、買ってから数年経って、錆びついたのか軸が伸びなくなって使えなくなってしまいました。
以前サマーキャンプで使った雨具のパーカーを着て学校に行くのですが、当然ランドセルの中が水浸しになるので、気に入る傘を買ってあげれば使うかも、と本人に選んでもらい折畳み傘をネットで買いました。
数日後、家に届いたので子供の机の上に置いておきました。
帰ってきた我が子が
「ママ、これ、なにが届いたの?」
と聞いたので、
「さぁ、なんだろうね?開けてごらん?」
と答えると、
「じゃあ、自分で開ける!ママ、何かは言わないで!」
と言いながら早速開けていました。
「あっ!傘、もう届いたんだ、ありがとう!」
とご機嫌の様子。
ところがしばらくして
「あれっ?ママ、この傘どうやって開くの?」
と戸惑っていました。
そんなに特別な傘でもないはずなので見てみると、
傘、切れてる!!
慌てて私が
「えっ?切れてる!これ不良品?じゃあお店に連絡して交換してもらわないと!」
と言ったら、急に子供がハッとした顔になり
「あ。。カッターで切ったからかも。」
とばつの悪そうな顔に。
うん、そうだね、
キミがカッターで切ったからだね。
まぁ、確かに荷物をカッターで、開けてはいけないとは教えていない。開ける時も側で見ていなかったのは、私。そう、ママが悪いね。
自己申告してくれたし、今回は
荷物をカッターで開けると中身も切っちゃうことがあるから、気を付けようね。できればハサミがいいね
ってことを学習するいい機会だと考えました。
我が子にも次からは気を付けようね、と話したのですが。。。
穴の開いた傘をどうするか、という話になった時、当初買い直そうかと思ったのですが、
「この傘何円したの?
(値段を聞いて)安いから、まぁいっか!
また新しいの買おうよ!」
と我が子が発言したのを聞いて衝撃を受けました。
多分ですが、失敗したときにとても落ち込んでしまう我が子に、いつも学校で先生方は明るく、まぁいっか!そんなに気にしなくていいよ!と声をかけてくれてるんでしょう。ありがたい話です。
おそらく自分でそうやって切り替えようとしたんだというのは分かります。多分その傘が本当に安いと思ったわけではないとも思います。それは大切なことだし、偉いのですが、切り替えることと物を大切にするのは別の話です。
ここでそうだね、じゃあ新しいの買おう、と言ってしまうと、大切にものを使えない大人になってしまう、これはイカン、と思いました。
そこで。
修繕テープで切れた穴を塞ぐことに。
ぶっちゃけ、テープ買うなら安い傘買えるんですけどね。
作りもよかったので、直して使えばしばらく使えるし、子供が色々感じてくれるのではと期待したのです。
切って貼るだけです。簡単。
子供に直す様子を見せて修繕完了。
ちょっと隙間あるんですけど、使えるから気にしない!
テープはまだ残ってるので、はがれても数回は直して使えそうです。
この傘を使って学校に行ってくれるかは分かりませんが、我が子が今回のことから何かを学んでくれることを願っています。