技術者ワーママ こころとからだの修理日記

技術職のワーママです。初期乳がん見つかったりうつになったり。でも何とか生きてます。

”ママのからだ、しゅうりします” 子供へのがんの伝えかた

本当はこのタイトル「ママのおっぱいしゅうりします」にしようかと思ったのですが、乳がんに限ったことではないと思うので「からだ」にしてみました。

ついでにブログのタイトルも変えてみました。

 

散々悩んでようやく乳がんの全摘手術を受けることを決意したわけですが、子供にはまだきちんと病気のことは話していませんでした。免疫療法の先生にも子供にちゃんと話したほうが良いと言われていたので、どうやって理解させようかと考えました。

 

 うちの子の場合、とにかく車が大好き、しかも何故か旧車(昔のマークⅡとか、クラッシックカーとか)にやたら興味を示しました。さらに「クラッシックカーディーラーズ」という、古い車を修理・改造する番組(CS) がお気に入り。

 もしかして「手術」を「修理」に例えればいけるんじゃない?と思いつきました。

 

 「がん」をどう説明するか悩みましたが、アンパンマンに出てくる「かびるんるん」が一番イメージしやすそうだったので、これを採用。「お医者さん」がどんな人かは分かるので、一緒にお風呂に入りながらこんな感じで話してみました。

 

「あのね、ママ、こっちのおっぱいのなかににかびるんるんがたくさんいるんだって」

子「?」

「びょういんでおいしゃさんにもしもししてもらったの。そしたら、こっちのおっぱいちょっきんしないといけないよ、っていわれたんだ」

子「だめ、いやだ」

「そうだね、ママもほんとうはいやなんだ。でも、ちょっきんしないでずーっとおいておくと、ママしんじゃうかもしれないんだって」

子「しんじゃいやだ(悲)」

「そうでしょう?ママもしんじゃうのはいやだから、ちょっきんしてもらおうとおもうんだ。でも、ちょっきんしたあと、おいしゃさんがママのおっぱいしゅうりしてくれるんだって。しゅうりがおわったら、いまのおっぱいみたいにもどるんだよ、っていってたの。ちょっとじかんはかかるかもしれないけど、しゅうりしてもどるんだったら、ママおっぱいちょっきんしてもいいかな?」

子「・・・しゅうり?もどるんだったらいいよ。」

 

 と、しぶしぶですが受け入れてくれました。うちの子は車好きなのがポイントになりましたが、例えば「大切なぬいぐるみが壊れたので(縫って)治す」とか、その子がイメージしやすい説明をしてあげると、何となくくらいは伝わるかもしれません。

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 この後、手術までの間に子供と一緒にPCで乳がんについて調べました。少なくとも「同時再建できなかった場合」と「同時再建後、乳頭形成手術前」の胸がどんな感じになるのかを知っておいてほしかったのです。検索した画像をみて、子供はショックを受けていましたが、「一時的にこうなっても最後はほとんどもとに戻る」ことを説明して、手術を受けることに理解を示してくれるようになりました。これをきっかけに手術シーンのあるアニメ(そんなにないけどたまにある)をyoutube(※制限モード) で探して見せてくれたりして、子供なりに考えてくれてたんだと思います。

 

子供の理解も得られたところで、手術を受けるために二つ目の病院の再診を申し込みました。

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