入院前の身辺整理 万が一に備えてやったこと
今回は「万が一」の備えについてのお話です。
初期乳がんの手術で命に関わるような事はめったに起きないと主治医には説明されていました。が、全身麻酔のリスクなど100%ではないし、万が一意識が長期間戻らないなど問題があったら夫がちゃんと手続きできるか心配だったので、念のためにやっておいたことを書いておきます。病気に関わらず、定期的にやっておいて損はないなと思います(必要に迫られないとやらないからこうなる?)。今回は入院前にやっておいたことについて紹介します。
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銀行や証券取引口座などの整理
私の場合、共稼ぎということもあり、それぞれのつ給料からある程度決まった金額を生活費として出す生活スタイルを取っています。残りは貯蓄と自分のお小遣いです。私の場合は一部を投資に回していて、金額は多くはないのですがお金が色々なところに(運用も含め)預けられている状態です。私に万が一のことがあった場合、家族がそこにお金があることに気づかない可能性がありました。
銀行口座が複数ある理由は会社の給与振込できる銀行に入社時に制約があったり、キャンペーンなどで高金利だった定期預金のために作ったなど、色々です。それらの口座のうち現在は利用するメリットが大きい銀行に絞り、残りは残高をゼロにしました(解約はとりあえず保留)。このタイミングでついでに会社の給与振込口座も金利と利便性の高いネット銀行に切り替えました。どの銀行にいくらくらいあるかをまとめました。
証券口座やいわゆるロボット投資などの口座はさすがに手を付けたくないので、どこにいくらあって、どこから口座にアクセスできるか(アプリとか)、をメモにしてまとめました。ぶっちゃけ夫より実父の方がITに強いので、エクセルファイルとメモに残しておくから、分からなかったら実父に聞いてと伝えました。
フルタイムで働いていると、なかなか手を付けられないのですが、自分の資産を整理・把握するという意味でもこの機会に出来てよかったなと思います。古い口座にちょっとだけお金が残ってて得した気分になったりしました。
大事そうなものをまとめておく
例えば通帳や印鑑などは大体家の中で定位置があると思いますが、子供の保険証や母子手帳、マイナンバー通知書(カード)など、たまにしか使わないけど見つからないとすんごい困るものって違う場所にあったりしませんか?あと子供の学校関係の書類とか。そういうのをできるだけまとめて、
「もし私に何かあったら大体ここにあるから!」
と知らせておきました。子供の学校対応の申し送りとセットですね。
会社への連絡先などのリストとメッセージ
もし自分に何かあった場合、誰に知らせるべきかをパートナーと話す機会ってあまりないと思います、親族の法事くらいですかね。でも、例えば幼馴染同士で結婚でもしない限り、お互いが把握できていない交友範囲は必ずあるはずです。Facebook実名でやってればそこに書き込んでもらうという手もありますが、残念ながらやっていません。
ということで、会社で知らせるべき人と電話番号、それ以外は年賀状を送っている人という基準にしてこちらもメモに残しておきました。
あとは夫へと子供へのメッセージ。だってもし万が一手術からそのまま意識が戻らなかったら伝えたいことも伝えられないですから。なので一応入院に持って行ったノートにそれぞれに伝えたいことを書いて残しておきました。
ただしここまで用意していることを事前に伝えると却って不安にさせそうなので、入院時のノートにこっそり書いて、手術に行く前にノートのその部分に紙を挟んで引き出しにしまっておきました。なので彼らは今でもこのメモの存在を知りません。。
実はこのブログもある意味、子供に遺したい私の言葉だったりします。家族はこのブログを知りませんが、いつか子供が成長したら、このブログを見せたいと思います。