技術者ワーママ こころとからだの修理日記

技術職のワーママです。初期乳がん見つかったりうつになったり。でも何とか生きてます。

新たな選択肢 全摘+同時再建

どうしても一つ目の病院の治療方針に納得できなかった私は、転院するつもりでセカンドオピニオンの名目で紹介状を書いてもらいました。

 

母が以前かかっていた病院にはセカンドオピニオン外来というものがあります。注意が必要なのは、セカンドオピニオンの場合、診察というよりアドバイス料として高額な費用(数万円)が発生する場合があります。私の場合は前の病院にかかる気がなかったので、母に相談して普通に診察を希望するための予約にしました。本当はダメなのかもしれませんが、病院変えたいから紹介状書いてくれ、とは言えなかったので・・・。

 

電話で予約すると、数日後に予約がとれました。診察の前に、看護師さんからのヒアリングがありました。症状だけでなく、私が何を不安に思っていて、どうしたいのかについて、私の気持ちに寄り添いながら、話を引き出して整理してくれました。私はここで初めて「早く死ぬわけにはいかないからちゃんと治療をしたい、でも子供ができるだけショックを受けないようにしたい」と自分の思いを人に伝えることができたのです。

 

先生との診察では、前の病院と同じように乳頭を含めた全摘が必要、と言われました。

ただし、同時再建手術ができる可能性は高い、と言われたのです。もちろん全摘してからの判断になるから絶対にって約束はできないけど、この検査結果なら放射線はやらなくていいかもしれない、と説明を受けました。乳頭は同時にはできないけど、乳房の形は同じようにすぐできるから、手術の違和感は大分少なくて済むだろうと。

先生のこの提案にはとても救われる思いでした。

 

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とはいえ、やっぱりほかの方法はダメなのかどうしても知りたかったのでこの先生にも他の療法について相談しました(今にして思えば我ながらめんどくさい患者だと思います)。

その先生も否定的ではありましたが、ニュアンスが違いました。

「全摘が部分切除に出来るほどの効果が短期間で得られる方法は僕の知る限りない」

私はこの言葉に先生の誠意を感じたのです。もし手術をするならこの先生にお願いしよう、とこの時決めました。

 ちなみにこの後「紹介状には『セカンドオピニオン』て書いてあるけど、診察(転院)ってことでいいの?」と聞かれたので「ハイ、転院です!」と答えました。

 

 もうこれで決めればいいじゃんって話なのですが、どうしても免疫療法の先生に会って、手術しかないのかを確かめたい気持ちがありました(技術屋の性です)。この時はもう一度家族と治療方針について相談してまた予約します、と伝えて帰りました。

(看護師さんが超心配そうでした・・・結局戻ってきたわけですが)

 

 

 

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